私は25歳のとき、ワーキングホリデーを決意しました。
ワーホリの年齢制限は当時30歳未満。オーストラリアは25歳までだったので、私はまさにギリギリの25歳 でオーストラリアへのワーキングホリデーの挑戦でした。
「ずっと海外で暮らしてみたかった」
でも、これまではタイミングがなく、なかなか踏み出せなかった。
でも、社会人として数年働き、少しは貯金もできた今、いろいろあり心機一転したかったので、「行くなら今しかない!」 と思い、ついに決断しました。
とはいえ、ワーホリの準備は最低限しかしていませんでした。
現地での仕事や住む場所も決めず、とりあえずシドニー行きの航空券と、最初の3日間だけのホテルを予約。
今考えると、なかなか無計画なスタートでしたね(笑)。
シドニー到着! いきなり仕事探しへ
シドニーに到着したその日。
「とにかく仕事を見つけないと!」と思い、ワーキングホリデー事務所 へ向かいました。(今もまだあるのかな…?)
そこで、たまたまスキー場での住み込みバイトを探している人がいる という話を聞きました。
「これはチャンスかも!」
すぐに応募し、翌日には面接を受けることに。
応募者は2人。つまり、採用される確率は50%!
ドキドキしながらオーナーと面談をし、なんと見事に仕事を勝ち取ることができました!
ホテルの宿泊予約が終わるタイミングでスキー場へ向かい、そこから約4か月間、住み込みで働くことになりました。
本当に運がよかったです。
スキーを楽しみながら、オーストラリア生活を満喫

実は、私は社会人になってからスキーを本格的に始め、SAJ1級 まで取得していました。
スキー場での仕事の合間には、思う存分スキーを楽しむことができました。
海外の雪山で滑るなんて、なかなかできない経験。
スキー仲間もでき、オーストラリアの大自然を満喫することができました。
シドニー → ケアンズ → パース … ワーホリならではの移動生活

スキー場での仕事が終わった後は、再びシドニーに戻りました。
そこでは、語学学校に通いながらバイト をしていました。
そして、しばらくした後、次の目的地として選んだのがケアンズ。
ケアンズでは2〜3か月ほど過ごし、その後、パースへ旅行。
さらに、列車でアデレード経由でシドニーへ戻る という、オーストラリアならではの大移動を経験しました。
いろんな場所を旅しながら、その土地ごとの文化や人との出会いを楽しむ。
ワーホリだからこそできる、貴重な体験でした。
帰国後、現実に引き戻される…! とにかく働かなきゃ!
そんな楽しいワーホリ生活も、ついに帰国の日を迎えました。
ところが、帰国後に待っていたのは、現実的な問題 でした。
「お金がない…!!」
ワーホリ中に貯金をほぼ使い果たしてしまった私は、すぐに働かないと生活ができない状態に。
そこで、まずは派遣会社に登録し、大手商社での派遣社員 として働くことになりました。
海外生活を経て、「今度はどんな仕事に就こう?」とワクワクする気持ちもありましたが、それよりもまずは「生活のために働かないと!」という気持ちのほうが強かったです。
ワーホリを振り返って――行ってよかった! でも準備は大事
ワーホリは、私にとって人生の大きな転機 でした。
・仕事の合間にスキーを楽しむ生活
・シドニー、ケアンズ、パースなどを巡る旅
・語学学校での学びや異文化交流
すべてが新鮮で、刺激的な経験でした。
ただ、帰国後は「もっと計画的に準備しておけばよかったな…」と思うことも。
例えば、もう少し英語を勉強しておけば、より良い仕事が見つかったかもしれないし、帰国後のキャリアもスムーズに考えられたかもしれません。
それでも、あの時の決断がなければ、私は今もずっと「海外に行きたい」と言いながら、何も行動しないままだったかもしれません。
「やらなかった後悔より、やった後悔のほうがいい」
そう思えるからこそ、ワーホリに行ったことは、私にとって大きな財産になりました。
もし「海外で暮らしてみたい」「今の環境を変えたい」と思っている人がいるなら、思い切って一歩踏み出してみるのもアリかもしれませんよ!