マネーリスト|不安を減らし、選択肢を増やす。50代からの「生きたお金」の整理術

5つのライフリスト

「老後の資金、今のままで足りるのだろうか……」 「退職金や年金の話を聞くと、なんだか落ち着かない」

お金の不安は、正体が見えないときに一番大きくなります。 特にキャリアの転換期にいる40代・50代にとって、お金は「自由な選択を支えてくれる土台」であると同時に、「挑戦をためらわせるブレーキ」にもなりがちです。

そこで、自分らしい人生後半戦を設計するために欠かせないのが、「マネーリスト(Money List)」です。


マネーリストは「資産表」ではありません

一般的にマネーリストと聞くと、銀行の残高や投資信託の評価額を並べた「資産表」を思い浮かべるかもしれません。

しかし、ライフキャリア設計におけるマネーリストの目的は、単なる数字の把握ではありません。 「自分は何に価値を感じ、何に、いくら使いたいのか」という、お金と幸せのバランスを可視化することにあります。

不安をゼロにすることは難しくても、「いくらあれば自分は納得して暮らせるのか」を知ることで、過度な不安から解放され、前向きなキャリア選択ができるようになります。


マネーリストに書き出す「3つのステップ」

以下の視点で、あなただけのお金の地図を整理してみましょう。

① 「現状の固定費」を棚卸しする

(例:住居費、光熱費、保険料、月々のサブスクなど) まずは「生きているだけでかかるコスト」を正確に把握します。50代は、教育費や住宅ローンの終わりが見えてくる時期でもあります。これからの10年で、家計がどうスリムになっていくかをシミュレーションするだけで、心がふっと軽くなるはずです。

② 「幸せの必要経費」を特定する

(例:年に一度の家族旅行、週に一回の学びの習い事、大切な人に贈るプレゼント) 節約ばかりでは人生が味気なくなります。「これがあるから頑張れる」という、あなたの幸福度に直結する出費はいくらですか?これを削らないことが、自分らしいキャリアを続けるコツです。

③ 「人生設計に耐えるお金」を可視化する

(例:公的年金の受給予定額、退職金、長く働き続けることで得られる収入) 「増やす」ことだけに執着せず、「いつまで、どのくらい稼げば安心か」を算出します。キャリアリスト(第2弾)と照らし合わせ、「細く長く働き続ける」という選択肢を加えるだけで、必要以上に大きな貯蓄目標を追わずに済むかもしれません。


「いくら必要か」より「どう使いたいか」

マネーリストを作ると、不思議なことに「お金に対する主導権」が自分に戻ってきます。

  • 投資の数字に一喜一憂する日々。
  • 周囲と比較して「まだ足りない」と焦る気持ち。

そういった外側のノイズではなく、自分の「ウィッシュリスト(第1弾)」を叶えるために、お金をどう配分するかを考えられるようになるからです。お金はあくまで、あなたが自分らしく生きるための「手段」にすぎません。


まとめ|マネーリストは「自由へのチケット」

「お金のこと、直視するのが怖い」

そう思う方ほど、一度リストに書き出してみてください。 書き出した瞬間、それは「得体の知れない不安」から「解決可能な課題」へと変わります。

自分に必要な金額がわかれば、無理な働き方をやめる勇気や、新しい学びへ投資する一歩が踏み出せるようになります。 マネーリストは、あなたが人生の後半を自由に泳ぐための「救命胴衣」であり、未来を楽しむための「チケット」なのです。

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