「キャリアリスト」作成術:私の経験の活かし方

■5つのライフリスト

「私のキャリア、このまま今の仕事だけで終わっていいのかな……」

キャリアの後半戦が見えてくる40代・50代。これまで必死に積み上げてきた経験があるからこそ、ふと立ち止まって未来を見渡したとき、そんな風に感じることはありませんか?

これまでのキャリアは「会社の中での昇進」や「スキルの習得」が中心だったかもしれません。しかし、これからの人生を豊かにするのは、もっと自由で多様な「キャリアの活かし方」です。

そこで提案したいのが、自分だけの「キャリアリスト」を作ることです。


キャリアリストとは「私の活かし方」の選択肢

キャリアリストとは、単なる職務経歴書(レジュメ)ではありません。 これまでの仕事、学び、趣味、社会貢献など、あなたが通ってきたすべての道を「これからの人生でどう活用するか」を整理するためのリストです。

ポイントは、「働く」ことだけをゴールにしないこと。 「学ぶ」「関わる」「支える」といった多様な視点から、その時の自分に合ったバランスを選んでいくための地図になります。


キャリアリストに書き出す「4つの視点」

今の自分に何ができるか、何をしたいか。以下の4つのカテゴリーで、あなたの「持ち札」を書き出してみてください。

① 「働く」:経験をお金に変える

(例:専門知識を活かしたコンサル業務、異業種への挑戦、副業、スモールビジネス) これまでのメインスキルをどう転用できるか考えます。「フルタイムでバリバリ」だけが選択肢ではありません。週3日勤務や業務委託など、「自分にちょうどいい働き方」をリストアップしましょう。

② 「学ぶ」:好奇心を未来の種にする

(例:ずっと興味があった心理学、ITスキルのアップデート、語学、伝統工芸) 「仕事に役立つか」ではなく、「心が動くか」で選ぶのが大人流です。新しい学びは、これまでの経験と掛け合わさることで、思わぬ新しいキャリアの扉を開いてくれます。

③ 「関わる」:コミュニティで役割を持つ

(例:業界団体の運営、趣味を通じた多世代交流、プロボノ活動) 報酬はなくても、社会や誰かとつながり、必要とされる喜び。会社員という肩書きを外したあとの「社会的な居場所」をリストに入れておきましょう。

④ 「支える」:経験を次の世代に手渡す

(例:若手へのメンタリング、地域ボランティア、知識をブログやSNSで発信する) あなたが当たり前だと思っている経験は、誰かにとっての宝物です。「教える・支える」側に回ることで、自分自身の人生が肯定される感覚(ジェネラティビティ)を得ることができます。


大切なのは、その時の自分に合わせて「選ぶ」こと

キャリアリストを作る最大のメリットは、「選択肢を持っている」という安心感です。

  • 体力が充実している時期は「働く」の比重を重くする。
  • 少し心にゆとりが欲しい時期は「学ぶ」や「支える」にシフトする。

人生のステージに合わせて、自分でハンドルを切れるようになります。 無理にすべてをやる必要はありません。リストの中から、「今の自分が一番心地よいと感じる形」を選べばいいのです。


まとめ:これまでの人生を「次」につなげるために

キャリアリストを作る作業は、これまでの自分を「お疲れ様」とねぎらい、「これからどう楽しもうか?」とワクワクするための時間です。

あなたの経験は、会社の中だけで完結するものではありません。 「仕事」という枠を少し広げて、あなたらしい人生の彩り方を一緒に考えてみませんか?

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