「時短勤務OK」「子育て支援あり」そんな言葉に惹かれて転職したけれど、いざ働いてみると「思ってたのと違う…」と感じたことはありませんか?
制度は整っていても、実際の社内の雰囲気や運用状況によって、ママにとって働きやすいかどうかは大きく変わります。
今回は、求人情報だけでは分からない“リアルな働き方”を見抜くポイントを、詳しくご紹介します。
1. 制度が“実際に使われているか”を確認する

“子育て支援あり”って書いてたから安心してたのに、実際は全然使ってる人いない…

制度があっても“使われているか”がポイント。実際の運用状況もリサーチしておくと安心ですよ
求人票に「子育て支援」「在宅勤務可」などと書いてあっても、それが形だけの制度になっていないかは要注意ポイントです。
💡チェックポイント
- 実際に時短勤務をしている社員は何人くらいいるか?
- 在宅勤務をしている社員の割合や部署は?
- 子どもの急な発熱などで休む人がいたとき、職場の反応は?
面接やカジュアル面談で聞けそうな場合は、「制度はあるようですが、実際に活用している方はいらっしゃいますか?」と質問してみるのもおすすめです。実際、私のこの質問をしました。同じ部署に、お子さんがいらっしゃる方がいたので、ここで働いても大丈夫と思いました。
2. 社風やチームの雰囲気は合っている?

ママ社員がいなくて、時短勤務もなんだか肩身が狭くて…

私も似た経験ある!“雰囲気”は求人じゃ分かりにくいから、面談で聞くの大事だよ
制度があっても、“空気”で使いづらい職場はたくさんあります。
たとえば、周りに独身・若手の社員ばかりだったり、「子育てしてるからって甘えるな」的な空気があると、気を遣ってしまいがちです。
💡こんな質問で雰囲気をつかめます
- 育児中の社員とそうでない社員の割合
- 上司が子育てに理解があるか
- 残業が常態化していないか
口コミサイトや転職エージェントの情報も上手に活用すると、よりリアルな情報が得られます。
3. 柔軟な働き方ができるかどうか

働きやすいだけじゃなくて、やっぱり“やりがい”も欲しいなあ…

その気持ち、すごく大事。“自分が何を大事にしたいか”が転職成功のカギになりますよ
子どもの予定や急なトラブルに対応できるように、「フレックスタイム」「シフト調整の柔軟さ」もチェックしたいポイントです。
例えば、
- 出社と在宅勤務を組み合わせられる
- 週3〜4勤務も可能
- 行事などの予定に合わせて早退や半休が取りやすい
など、**働く“時間と場所の自由度”**は、子育て中には本当にありがたい制度です。
4. 求人に書いていない情報はこう探す!
求人票には、「完全週休二日制」「福利厚生が充実」「働きやすい環境」など、よく見かける言葉が並びますよね。でも実際には、「それって本当?」「ママが働きやすいって具体的にどういうこと?」と不安になる方も多いと思います。
実は、本当に知りたい“リアルな情報”は、求人票には書かれていないことが多いんです。
そこで、ママ転職の成功のカギを握るのが、事前の“裏側リサーチ”。
ここでは、求人票だけでは分からない情報を見つける具体的な方法を3つご紹介します。
① 企業の口コミサイトをチェックしよう
実際に働いている社員や退職者が投稿している口コミサイトは、職場のリアルな声が詰まった宝庫。
特にチェックしたいのは、こんなポイント:
- 育児中の社員がどれくらい働いているか
- 在宅勤務や時短勤務への理解度
- 上司やチームの協力体制
- 産休・育休の実績と復帰後の待遇
おすすめの口コミサイト:
- ▶︎ OpenWork(オープンワーク)
- ▶︎ 転職会議
- ▶︎ ライトハウス(旧カイシャの評判)
登録無料で、職場環境の「生の声」が読めます。会社ごとの満足度スコアや、キャリア成長の実感、風通しの良さなどが具体的にわかるのも魅力です。
② SNSで社員の発信を探してみる
最近は、企業の公式SNSや社員の発信からも情報を得ることができます。
- Instagramで「社名+#働きやすさ」などのタグ検索
- X(旧Twitter)で「#仕事探し #転職」などのリアルなつぶやき
- LinkedInで社員の経歴やコメントをチェック
意外と「うちの会社、ママでも働きやすいです!」と発信している方がいたり、社内イベントやリモート風景が投稿されていたりします。
③ OB・OG訪問や知人に聞いてみる
もし同じ会社で働いていたママ友や知人がいれば、その人の話は貴重なヒントになります。
「正直、子育てしながらどうだった?」と聞いてみると、求人票では見えない現実が見えてきます。
求人票はあくまで“企業の顔”。
大切なのは、自分にとっての働きやすさを、しっかり裏付けられるかどうかです。
「この会社、ママでも本当に働きやすいかな?」
そう思ったら、ぜひ口コミサイトやSNSでリサーチしてみてくださいね。
5.「働きやすさ」+「自分に合っているか」が大切
いくら制度が整っていても、「仕事内容が自分に合っていない」「やりがいを感じられない」といったミスマッチがあると、モチベーションの低下や後悔につながります。
「自分はどんな価値観を大事にしたいのか」「何を優先したいのか」は、自己分析を通して明確にしておくことが重要です。
まとめ
求人票に書かれている制度だけを見て、「この会社なら大丈夫!」と思ってしまうのはちょっと危険。
実際の社内の雰囲気、制度の運用状況、柔軟性など、“リアルな働きやすさ”に注目することで、転職後のギャップや後悔を防ぐことができます。

あなたが転職先に求める「働きやすさ」とは、どんなことですか?
制度?上司の理解?自分のやりがい?
それを明確にした上で、企業の“リアルな姿”を見ていきましょう。