自分らしい働き方の模索 ー「家庭」と「仕事」のあいだで見つけたヒント

■働き方を見直す

ネットショップを辞めて、本業と子育てに集中するようになってから、
心には少し余裕ができたものの、どこかぽっかりとしたものが残っていました。

それは「忙しさ」や「達成感」に包まれていたときには気づかなかった、
“私は本当はどう働きたいのか?”という問いでした。

正社員として働きながら、家庭も回して、子どもたちの習い事や学校行事にも関わる。
スケジュールはいつもパンパンだけど、それなりに回っている日常。

けれど、ふと夜中や休日にひとりでいるとき、
「このままでいいのかな」「自分の力をもっと生かせる場所があるんじゃないか」
そんな声が心の奥底から聞こえてくるのです。

「自分らしさ」って、なんだろう?

「自分らしく働きたい」とよく耳にするけれど、
実際に“自分らしい働き方”って、どんなことなんだろう?

キャリアも、ライフスタイルも、価値観も、人によって全然違う。
正解なんて、誰にもわからない。

私がその問いに向き合い始めたのは、
ネットショップで得た経験を振り返り、
「好きなことを仕事にする」ってどういうことだったのかを見つめ直した時でした。

確かに、プリザーブドフラワーのアレンジの商品を作るのは好きだった。
でもそれ以上に、「お客様の声を聞いて、もっと良いものにしていく」
その過程にワクワクしていた自分がいたことに気づいたんです。

「誰かの役に立ちたい」「誰かの悩みを解決したい」
それが、私にとっての“働く”の原点だったのかもしれない。

「肩書き」にとらわれない働き方をしたい

そこから、私は少しずつ「今の職場の外」にも視野を広げてみました。

SNSで情報発信をしている女性起業家の方の発信を読んだり、
副業やフリーランスで働くママたちのリアルな体験談を見たり。

そこで感じたのは、
「正社員」「主婦」「副業」そんなラベルは関係なく、
それぞれのフィールドで自分の力を活かして働いている女性たちが
たくさんいるということでした。

誰もが最初からうまくいっていたわけじゃなくて、
迷いながら、学びながら、自分の道をつくってきた。
その姿はとてもリアルで、でもすごくキラキラして見えました。

私も、そんなふうに自分の経験を誰かの役に立てたり、
発信したり、サポートしたりできる働き方がしたい。

「肩書き」ではなく、「生き方」で選ぶ働き方をしたい。
そう強く思うようになりました。

家族も、自分も、どちらも大事にできる働き方を

子育て中だから、正社員だから、副業をやめたから…。
以前は、いろんな理由を「できない言い訳」にしていた気がします。

でも本当は、「全部を完璧に」じゃなくていい。
“今の自分にできる範囲で、無理なくできること”を見つけていけばいいんだ、と思えるようになりました。

例えば、これまでの経験を活かしたブログ発信など、
小さな一歩を重ねていくことで、また違った景色が見えるかもしれない。

大切なのは、「家族も、自分も、どちらも大切にしたい」という気持ちを
大事にしながら、働き方を柔軟に選んでいくこと。

そのために、私はこれからも、
自分自身と丁寧に対話しながら、“自分らしい働き方”を模索していこうと思います。

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